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直交表を利用したソフトウェアテスト→HAYST法とか

2007/08/07下部に追記。

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ブログを検索していたら、僕と同じように直交表について書いているブログを発見。

効果的なテストケース生成
直交表 - ソフトウェア・テスト手法 (あるSEのつぶやき)
ソフトウェアテストへの直交表の応用

同じことを勉強しようとして、Google先生に教えてもらうとやっぱり似たようなサイトを参考に勉強するんだなあ、と再認識。僕も買いましたよ、ソフトウェア・テストPRESSを。

直交表というのは任意の2つの列に関して直交している表のこと。この場合の直交とは0/1の値を持つ条件について、2条件組み合せが平均して出現するような性質のことをいいます。テストケース作成において重要なポイントは3つあって、

  • できるだけ少ない数のテストケースで

  • できるだけ多くのバグを

  • できるだけテスト対象を網羅してテストを行う
  • を満たすテスト設計が優秀とされています。直交表を利用することで、より少ないテストケースで網羅率をアップすることができるのです。ただし、直交表にも欠点があり、

    大きな水準数(条件の取りうる値の数)の因子を割り付けることが難しい(多水準割り付け)
    2因子間網羅率は100%であるが、3因子以上の網羅率は100%を保証しない(多因子網羅率)

    という課題がありました。ここで登場するのがHAYST法と呼ばれるテスト手法です。この手法は富士ゼロックスの秋山氏が開発した組み合せ手法のひとつで、多水準割り付けも課題を解決しています。具体的な多水準割り付け方法については以下の資料が参考になるかと思います。

    直交法を活用したソフトウェアテストの効率化-HAYST法の活用-(PDF)

    あるいは、ソフトウェア・テストPRESS Vol.2でも同じ解説が載っています。

    直交表というなかなか取っ付きにくいツールに加えて、線点図など新たな語句が登場して、さらに敷居は高くなった気がしますが、実際に試してみれば理解と実践方法が馴染んでくると思います。おそらくうちの社内勉強会のときもケーススタディを用意して実際に体験してもらうのが一番じゃないと思ってますし。

    残るは多因子間網羅率の課題です。プロジェクトの性質によっては2因子間組み合わせの網羅だけで十分な品質が得られる場合もありますし、3因子間網羅率を100%にする列を使うといった手法も秋山氏は取り上げられいますが、この課題については、僕らへの宿題かな、なんて思っていろいろ作戦を考えてる最中だったりします。

    アイデアとしては、因子を2種類くらいに分類して単純に組み合わせる手法で今は多因子間網羅を実現しようとしてます。当然、テストケースはかなり膨張しちゃうんですが。。。

    ==
    2007/08/07
    ソフトウェアテストに直交表を用いたテスト手法「HAYST法」についてのバイブル!日科技連出版「ソフトウェアテスト HAYST法入門」が出版されました。

    僕も購入して読んでみましたので、こちらをご参考にしてもらって興味があれば、さあ入手だ!

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    コメント

    HAYST(ヘイスト)法を開発された秋山さん、吉澤さん、仙石さんらが、次の本を出版されました。
     
    吉澤、秋山、仙石著『ソフトウェアテストHAYST法入門』、日科技連出版社、2007年7月刊。

    画期的な本ということで今話題ですが、参考資料にくわえていただけばと思います。

    投稿: 清水彦康 | 2007年8月 7日 (火) 12:14

    >清水彦康さん

    コメントありがとうございます。
    ご指摘の「ソフトウェアテストHAYST法入門」は一部エンジニア内で話題ですね。
    早速、記事に追記させていただきました。

    投稿: softest | 2007年8月 7日 (火) 12:39

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