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テストを自動化して何をしたい VS テストを自動化したら何ができる

先日、包括的なテスト管理と目に見える品質分析の実現セミナーに参加した。

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社内でもテスト自動化したい、をキーワードにしていろんな要望があるが、もしかしたら「したいこと」と「できること
との間にはギャップがあるのではないか。プレゼンターの加藤大受氏もおっしゃっていたが、テストの自動化は魔法の杖でも銀の弾丸でもないし、テスト工数を減らすとかテスト単価を減らすとかの目的を必ず達成できるとはいえない。テストツールを導入したら、それなりに育成コストもかかるし、テストスクリプトを作成するのにも第1回目では手動以上に時間もかかる。もしかしたら納品したらはいそれまで、といったプロジェクトであればそもそもテストを自動化して、何度もテストスクリプトを実行させるメリットがなかなか享受できない。テストの自動化で期待することは、「品質の数値化」や「他のテストをできる」とか「長期的なテスト工数削減」でしかない、のだから。(byセミナー)

先日から少しずつ読んでいるインターネットアプリケーションのためのソフトウェアテスト 体系的ソフトウェアテスト入門
にも似たようなことが掲載されているが、「テストを自動化すること」が目標ではないし最重要ではなく、「テスト自動化で何がしたいかを検討し、それには何が必要かを吟味する」ことも重要なことだと思う。手垢のついた表現だとプロセスが重要、ってこと。

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ずっと前にいろいろ調べてみようと思っていたC言語の単体テストの手法をまた勉強しはじめてみるかな。
CCUnit/CUnitとか。

CCUnit
CUnit


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コメント

私も「テスト工数を減らすとかテスト単価を減らすとかの目的を必ず達成できるとはいえない」と思います。

投稿: ただいま修行中 | 2006年11月13日 (月) 22:47

>ただいま修行中さん

自動化の意識・ノウハウが全社的に広まれば、テスト工数は結果的に減らせるのかもしれません。ただまずは品質の均質化や数値化を目指したほうが成果が出やすいんじゃないかと、講演を聴いてみて思いました。

投稿: softest | 2006年11月14日 (火) 10:59

初めまして。いつも興味深くブログを拝見させていただいています。

テストの自動化で得られるものの一つに、「人手を介してでは実現出来ないテストの実行」もあると考えています。
ただし、テストの自動化で質の高いテストが実行できるようになると、組織は更に質の向上を求めます。
そのサイクルに陥ってしまいますと、テスト計画・実装工数が増加する傾向にありますので、テストの質の設定が重要です。作業の質の数値化ができれば、線を引きやすいのですが...

投稿: ずう | 2006年11月15日 (水) 21:26

>ずうさん
はじめまして。コメントありがとうございます。

> テストの自動化で得られるものの一つに、「人手を
> 介してでは実現出来ないテストの実行」もあると考
> えています。

ストレステストやロードテスト?あたりがコレに該当
しそうですね。

> ただし、テストの自動化で質の高いテストが実行で
> きるようになると、組織は更に質の向上を求めます。

自分の会社はまだそこまで達していないからなのか、
更なる質の向上を求める前に、現状の品質向上プロセス
が効かなくなったりしますね(あるいは効きにくくなる)。
なので、更なる質の向上ではないプロセス見直しが
入ります。

投稿: softest | 2006年11月16日 (木) 20:57

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