[書籍]「ソフトウェアテスト HAYST法入門」 で入門してみる
amazonで予約してた本が届きました。
本書はまえがきにもあるとおり3部構成となっている。
技術的な勉強としては2部がメイン。テストPRESS#2での「直交表による組み合わせテスト入門」でわからなかったこと、理解が進まなかったことがあった方には、この書籍はかなりの助けになる。僕も気づきがあったし。テストPRESSとの比較を交えて何点か。
直交表はすべてのn因子組み合わせがまんべんなく現れる性質がある、というのは説明されているが、じゃあどうして出現しない組合せをしなくてもいいのか。実は単機能テストや総当り表を使えば、その理由がより理解される。ちなみに2因子組み合わせを100%網羅するという点ではall-pair法も同様に実現できるが、この方法では高次因子間で偏ることも説明されている。
テストPRESS#2では見開きで2ページ弱だった禁則の解説が、今回は1章分、21ページもある。僕はここが苦手だったので、もう少し深く勉強してみなくては。
線点図を使えば多水準化ができるももちろんだが、2列と交互作用列との3列で4水準列を作成する説明や、独立な因子同士は交互作用列を使いながらサイズ膨張を防ぐなど、より数学的な解説も多くなった。成分表示も追加されてました。(a、a+b、cみたいな)
サブシステムに局所化して、あとから結合する方法である程度の網羅性を犠牲にしつつも、サイズ膨張を防ぎ、効果を維持する手法などはテストPRESS#2にはなかったか。
そのほか、コラムが充実しているし、状態遷移の行列の積による考察もなかなか興味深い。しいて個人的な意見を言わせてもらうと、直交表が効果を持つのは、単機能テスト前提という場合が多いと思う。そのあたりの言及はされていたが、もっとしつこくあってもよかったなあと思った。単機能テストと組み合わせテストは野球で言えばスターターとクローザー、みたいな。どっちも点を取られないように抑えなくちゃいけないが、どちらも特性がある。なーんてね。
今後の期待としては「応用編」「実践編」などの続編(!)や原因結果グラフ・デシジョンテーブルなどの兄弟本も出るといいなあ~
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今後、勉強会なども開催される予定なので、自分の勉強メモや気づきを書いていきたいです。
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コメント
読んでくださってありがとうございます。
確かに、単機能テストと、エラー処理系のテストについてはもう少し詳しく書いてもよかったかもしれませんね。
また、原因結果グラフ・デシジョンテーブルの話も大切ですよね。
今後のメモも楽しみにしています!!
投稿: あきやま | 2007年8月 8日 (水) 20:34
>あきやまさん
コメントありがとうございます。メモも少しずつ。
まだ第12章をきちんと読んでいないのですが、HAYST法による
効率・効果をレビュアーに承認してもらうには、やっぱりレビュアーにも
同じような技能が必要になってくるのでしょうか。
# レビュアーは、品質保証部門とか上長にも置き換えられそうですが
投稿: softest | 2007年8月 9日 (木) 12:14