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[JaSST'10Tokyo]原因結果グラフ支援ツールCEGTest

緊張したけど、終わってみると楽しかったー。明日も朝から見たいセッションがありますね~。

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JaSST'10Tokyoで経験論文の発表をしてきました。

Cap

原因結果グラフ支援ツールCEGTestです。

http://softest.cocolog-nifty.com/labo/CEGTest/

できるだけヘルプを見なくても操作できるように設計していますが、まだまだ扱いづらいところがあるかも。また、一部は未実装(特にIEについてはまだ実装が追い付いてないので未対応・・・)ですが、気になる方はお試しください。

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原因結果グラフの「制約のテスト」

テスト設計で使う原因結果グラフでは、適用するにあたっては前提条件があり、そのひとつとして

 制約のテストは別に実施する

というものがある。

例えば、WEBアンケートフォームで性別を選択するラジオボタンが「男」「女」「登録しない」という3つの選択肢だったとすると、性別に関するノード「男」「女」「登録しない」はONE制約になる。
原因結果グラフを使えば、論理関係を網羅するようなテスト条件は見つけられるが、本当にONE制約が機能しているかどうかは確認できない。もしかしたら、いづれの選択肢を選ばなくてもアンケートに回答できてしまうかもしれない。

では具体的に「制約のテスト」ってどんなテストをするのか?これについても原因結果グラフを使うと面白い結果が出てくる。


ONE制約
A,B,Cという3つのノードに対してONE制約がついているとすると、ベン図では以下のような表現できる。ただひとつだけがTになる領域が3か所ある。

One

これを原因結果グラフで表現してみる。

Onetest
One_dt

結果ノードにあたる「ONE制約が成立」がTの場合を、「正常系」、Fの場合を「異常系」とするならば、一般にN個のノードにONE制約がついた場合の「制約のテスト」は

 正常系: N (回)
 異常系: N * ( N - 1 ) / 2 + 1 (回)

となりそうだ。


EXCL制約
A,B,Cという3つのノードに対してEXCL制約がついているとすると、ベン図では以下のような表現できる。ONE制約の他に全てがFになる領域が増えたもの。

Excl
Excltest
Excl_dt

一般にN個のノードにEXCL制約がついた場合の「制約のテスト」は

 正常系: N + 1 (回)
 異常系: N * ( N - 1 ) / 2 (回)

となりそうだ。


INCL制約
A,B,Cという3つのノードに対してINCL制約がついているとすると、ベン図では以下のような表現できる。全てがFになる領域以外がありえる。

Incl
Incltest
Incl_dt

一般にN個のノードにINCL制約がついた場合の「制約のテスト」は

 正常系: N (回)
 異常系: 1 (回)

となりそうだ。


REQ制約
A,B,Cという3つのノードに対してREQ制約がついているとすると、ベン図では以下のような表現できる。AがFになる領域と、A,B,C全てがTになる領域の2か所。

Req
Reqtest
Req_dt

一般にN個のノードにREQ制約がついた場合の「制約のテスト」は

 正常系: 2 (回)
 異常系: N - 1 (回)

となりそうだ。


MASK制約
MASK制約は厳密にはベン図表現ができないが、REQと同じ要領で原因結果グラフを作成する。

Masktest
Mask_dt

一般にN個のノードにMASK制約がついた場合の「制約のテスト」は

 正常系: 2 (回)
 異常系: N - 1 (回)

となりそうだ。


このデシジョンテーブルを使って、制約に関する未検証条件がないか確かめるとよいかな。

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